高等部 文化祭「HIGH FES 2022」BREAKIN’ SHOWCASE & アイドルLIVE【バンタンデザイン研究所 高等部】
ファッション科2年・ブレイキン専攻3年
BREAKIN' SHOWCASE & アイドルLIVE
今年も待ちに待ったバンタン文化祭「HIGH FES 2022」の季節がやってきました!!
11月26日にセッションタワーで行われた目玉イベント、ファッション科2年・ブレイキン専攻3年による「ブレイキン&アイドル衣装製作プロジェクト」の模様をレポートします!
個性あるメンバーがそろうファッション科2年生ですが、イベントに向けてデザインから製作までクラスで一丸となって準備した衣装を、アイドルたちが着てお披露目LIVEを行うというもの。その様子を見てみましょう!
冒頭はブレイキン専攻3年生男子によるブレイクダンスから始まり、お客さんの注目度も高まってきた中で1曲目が流れ、アイドルグループ「#heisha(ヘイシャ)」のみなさんが登場!
2階席も観客でいっぱいになり、「フォー!!!」と歓声が聞こえてきて会場を盛り立てます(*^^*)
ファッション科の2年生が夏休み明けくらいから準備してきた衣装がこの機会についにお披露目!
パープルの照明の中でこの衣装が映え、アイドルたちの躍動感と、動きのある振り付けにも対応できるほど機能性もバッチリ!
1曲目が終わり、簡単な自己紹介を交えたあとは、#heishaのメンバーが「衣装にぴったり合う曲」だという2曲目へ。会場のボルテージが徐々にあがっていきます!
2曲目が終わったあと、衣装のことをさらに掘り下げてのお話。
黒をベースに黄色のリボンで"KEEP OUT”と書かれた衣装にみんなが注目!
メンバーからは「踊りやすさ、歌いやすさ、そして細部まで考えられている」というコメント。
さらに「腰に備え付けられたポケットには何でも入れられて便利」
「戦闘服がルーツで、絶対的なかわいさも持ち合わせている」と話します。
細かな動きにも対応できる衣装で、体にもしっかりフィット。それもそのはず!
「みんな体形が違うのに、それぞれの骨格に合わせて衣装を作ってくれた」と話し、製作にあたってはクラスのメンバーたちからパーソナルな質問も飛んできたといいます。
そして、ヘアは直前にバンタンのヘアメイク科がセットしてくれた、とのこと。
「高校2年生なのにこのクオリティはプロみたい!」
「これまでいろんな衣装を着ましたが縫製も丁寧」
「黒の中にキュッとしまるような黄色のリボンで、踊りやすさもバッチリ」と喜びを交えたお褒めの言葉。
メンバーのひとりからは「自分がこんな衣装が似合うなんて知らなかった」との声も。
そして、「次は最後の曲です」というと「えーっ!」と声があがり、3曲目に入ります。
最後の曲はアップテンポで、会場のテンションがあがり、盛り上がりを見せてくれます。
#heishaが呼びかけると、観客も飛び跳ねるほどになり、最後はメンバーと客席が一体となって大きな盛り上がりとなりました。
そして、3曲目の終了後には、アイドルグループ #heishaとバンタンの学生たちとのご縁をつないでくださったこの企画のアンバサダー、電撃ネットワークのギュウゾウさんが登場!
ギュウゾウさんはバンタンとの付き合いが長い方!
#heishaのメンバーはシンガーソングライター、俳優として実績があったり、パフォーマンスに優れた台湾出身のメンバーがいたりと、奥行きがあるからこそ紹介したと話します。
メンバーの里咲りささんは今後、この衣装に合う曲も書きたいと話していました。
ギュウゾウさんは衣装の仕上がりについて「スポーティーで、活動的なデザインと色づかい」だとコメント。
「プロを目指すみなさんとheishaのメンバーが2年後、3年後、そして10年後に再会できる場面が生まれたらいいなと思います」と話して締めくくりました。
会場の様子を振り返ると、公演が始まる前から後ろまでお客さんでいっぱいになるほど!
ファッションショーを思わせるムードある会場に、お客さんからは「すごい!すごい!」との声もあがっていました。
そんな中でのお披露目LIVEということで、みんなで力を合わせて作った衣装でアイドルたちが踊り、成功させたのは、ファッション科の2年生にとって大きな達成感があったのではないでしょうか。
そして終了後、控室となる教室でファッション科の学生にインタビュー。
このプロジェクトのリーダーとなった坂井さんに話を聞いたところ、衣装についてはクラス内でいくつかの案があり、他にもデニムだけのものや、チェック柄の衣装があったといいます。
それぞれが考えた衣装の案を、#heishaのみなさんに提案したところ、採用されたのが坂井さんの案だったそうです。
坂井さんによれば、黒をベースに黄色のラインが入った柄は「思い付きで感じたものを表現した」と話します。
みんなで衣装を作るにあたっては、個性があるメンバーをまとめるのが大変だったと話します。
最後に#heishaのみなさんと記念撮影。
公演中にも「クラスの一員になった気分で、一緒に衣装を作っていく過程が楽しかった」と話していたほどで、この場に溶け込んでいる様子でした。
さらに、クラスのメンバーにインタビューしてみると、今回の衣装に対しては反省点もあると話します。
「公演の途中にひとりのメンバーのリボンがほどけてしまったのですが、活動量が想像以上で思ったより衣装に負担がかかってしまったようだ」とのこと。
取り組むにあたってメンバーたちは「終わったら箱根に行こう!」と声をかけあい当日まで頑張ってきたとのことで、終わった今は「みんなで旅行するのが楽しみ」だそうです。
クラスのメンバーが一丸となって取り組むことで、みんなとさらに仲良くなったことでしょうし、この文化祭はきっと一生の思い出となることでしょう。
デザイナーズメゾン校舎では、各クラスが準備した催しが行われるとともに、在校生や保護者のみなさん、お友達やその他のお客さんなどさまざまな方が来場されました。
7階では高等部1年生の美容師科科によるヘアサロン、そしてヘアメイク科の1年生によるメイクサロン(雑誌別メイク)。
1年生にとってはこの文化祭が、初めてお客さんに施術をし、外部にお披露目する機会でもあるのです。
こうした施術をすることが「初めてで緊張してしまいました」という学生の声も。
ヘアサロンでは今若い世代に流行りの韓国ヘア(ヨシンモリ)や量産型、エクステなどのメニューがあり、お客さんに丁寧に接客していました。
そのまなざしは真剣そのもので、こちらが声をかけるのも躊躇してしまうほど。
ヘアメイク科では「LARME」や「egg」、「NYLON」といったファッション雑誌をもとに考案したメイクをお客さんに提供。
LARMEのメニューでは「王道かわいい今っぽメイク」「大人も楽しめちゃうピンクメイク」などのバリエーションも(^^)
eggは一旦、廃刊になった雑誌でその後復活しましたが、平成中期のような懐かしさもあります。
サロンにはギャル文字までちりばめられ、細かに再現されていました。
また、メイクをご希望されない方や、男性のお客さんに対してはハンドマッサージのメニューもあり、気持ちよさそうにサービスを受けている方も。
ヘアメイク科、美容師科の1年生は例年サロンを実施していますが、2年生になると自由度が増し、自分たちでやることを決めます。
今年のヘアメイク科は「縁日」を行っており、フォトスポットやミニゲームなどを用意して来場したお客さんが楽しめる内容に。
パープルを基調に装飾した部屋で楽しく写真を撮ったり、遊んだり……。
美容師科2年生のクラスは「バンタン横丁」として昔の街並みをイメージして、段ボールを敷き詰めたり、ちょっとしたホラー風に看板をあぶってみたりして、そこで似顔絵やタロット占いを行っていました。
映像クリエーター総合科の1年生は「映像を活用した空間演出」ということで、未来とレトロの空間演出で、双方を行き来できるような演出を準備。
とくにレトロ風の教室には、昔のチラシや広告を敷き詰め、そこで射的や型抜きを楽しめるように用意していましたよ!
ファッション科の3年生たちは個々でそれぞれの作品を展示。
独自のブランドのように財布やバッグを製作した学生も!
ビジュアルマーチャンダイズという形で売り場のように装飾し、そこでインスタグラムに誘導できるようQRコードを用意していて、まるでショップみたいな雰囲気に(*^^*)
そして、実行委員企画も充実!
いつもなら各クラスから実行委員を募って発足されるのですが、今年とくには積極的で、有志たちが「文化祭を盛り上げよう」という強い意欲のもと企画書を学校へ提出し、準備を進めていったのだとか!
その中でも「合法的珈琲店」は面白い企画でした!
タバコ風のココアシガレット、こどもビールを並べて大人のカフェバーのような、スナックのような雰囲気を演出!
どんな風にアイデアが生まれたのかと尋ねてみると「いろんなアイデアが湯水のように浮かんでくるんです!」と笑顔で話してくれた店長。
実行委員企画ではその他にも作品展示・フリーマーケットの実施や、バンタン生の過ごし方などのアンケートを集計した結果の展示も実施。
1階ではデザインやイラストを学ぶ1年生やスケートボード&デザイン科がオリジナルグッズを販売。
シルクスクリーンの技法で自らのデザインをエコバックやTシャツにプリントして、展示・販売していました。
文化祭なので自由に仮装したり、友達と写真を撮ったりと楽しんでいる様子がうかがえましたよ!
学生たちがデザインした模様はたくさんあり、そのデザインから選択して手にタトゥーシールを入れてみることもできます。
そして、1階では雑誌の表紙を再現した作品も展示しており、来場者がいいと思った作品にシールをはって投票していく形に。
学生たちがモデルさんのヘアやメイクを施して撮影、ロゴ入れ等の表紙デザインまで行っていく方法で作られたそうです。
「装苑」や「VOGUE」などまるで本物のような仕上がりに!
文化祭のゲートをくぐると、元気よく迎えてくれるバンタンの学生さんたち。
当日は授業や実習を通して学んだ成果が一挙に見られる機会でもありますね。
学生や保護者の方だけでなく、どんな方が訪れても楽しめるのがバンタン高等部文化祭「HIGH FES」の魅力だといえます。
バンタンデザイン研究所では、目指したい未来を全力で応援します。
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