バンタンデザイン研究所大阪校です!
高等部ファッション科の学生による合同プレゼンテーションが行われました。
今回は、ブランドの立ち上げとジャケットを含むコレクションデザインが課題の2年生にフォーカスをしてレポートをします!
審査員はファッションデザイナー・バイヤーを含む4名の講師です。
グラフィックが好きなニシムラさんの作品
「グラフィックにしたときのバランスが好きだったので、このブランド名にしました」
テーマ『ヴィンテージ&ニュー』
年齢層:10代~40代。
価格:約60,000円。
販売方法:web、セレクトショップ
「ブランドコンセプトは『アナーキー』です。服を通して世の中にはこうでなくちゃいけないことなんてない、自分らしさが大事と伝えていきたいです。細かい部分が完成できなかったので、期限に間に合うように頑張ります」
【審査員の評価】
「マネキンより人が着た方がかっこよく見えるというのはいいことですね。ブランドとして考えると世代を明確にした方がいいかな」
「一貫性があってわかりやすいですが、グラフィックと制作物との温度差を感じます。もっと自分らしさを追求して攻めていくとアイデンティティが出ると思います」
ポップで可愛いアラタさんの作品
ブランド名『jiyoukimama』
テーマ:『アミューズメントパーク』
「USJに言ったとき、コロナ渦でもゲストがとても笑顔で、いいなと思ってテーマにしました」
価格:数千円~1万円程度
販売:インターネット
ターゲット:アメリカンポップファッションが好きな女子高生
プロモーション:安くて可愛いをInstagramで宣伝
インスタ:https://www.instagram.com/_jiyoukimama_/
「コンセプトは『自身の経験を共有しあい世界一の日常を送ること』です。笑顔になれない状況の人が多い中、自分の服を見て少しでも笑顔になれたらいいなと考えました」
【制作物】
テーマ『にこちゃん』
「にこちゃんを見たら笑顔になれるじゃないですか」
テーマ『シール帖』
「小学生の頃シール集めが大好きだったので」
【審査員の評価】
「トータルとしてすごくいいなと感じました。ただ、テーマがテーマなだけに衣装に見えやすいので、細かいディテールに気を配ると洋服として成り立つと思います。服にもアミューズメント感のある名前を付けるといいですね」
「コロナ渦だから笑顔になって欲しいという、今を切り抜いた点がファッションとして良いです。安い価格の理由付けをしっかりしてみてください」
丁寧さが魅力!オカダさんの作品
ブランド名『ASAZYU(あさつゆ)』
ターゲット:お酒好きで丁寧な暮らしをしている人。友人の家に夕食へ招かれるような人。
販売:主にオンライン
ビジネスプラン:今シーズンのお洋服はレシピとともにお届け
「コンセプトは『忙しい現代人にゆっくりとした時間を』です。今期のデザインテーマはアニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』からデザインし、宝石のように長く着られるものを考えました」
オカダさんの作品は綺麗に梱包されています。
審査員が開封すると…
可愛いレシピカード入り♪
「洋服とレシピの組み合わせは新しい」と、審査員も興味津々!
「レシピのアップルパイを作って友人の家に行き、お酒と一緒に談笑するイメージです」
【審査員の評価】
「丁寧に作ろうという気持ちが伝わってきてとてもいいなと思いました。言うことない!みんないいな(笑)」
「バンタン生に珍しいリアル志向ですよね」
「所見ではブランド名があさつゆと読みにくいので、あさつゆらしいロゴを考えるなど工夫するとブランドの認知が高まります」
審査員の方々のアドバイスを参考に、素敵な洋服に仕上げていってくださいね!
学生の皆さん、審査員の皆さん、お疲れさまでした