<産学協同プロジェクト>注目のアイドルグループ「#heisha」を担当!高等部2年ファッションデザイン専攻メンバー4チームが、衣装デザインをプレゼン【バンタンデザイン研究所高等部】
注目のアイドルグループ「#heisha」を担当‼
メンバーが衣装制作に挑戦。
バンタンデザイン研究所高等部では、在学中からファッション業界で求められる実践的スキルを身につけるため、外部企業様との「産学協同プロジェクト」を豊富に実施しています。
高等部2年生ファッションデザイン専攻が取り組むのは、アイドルの衣装制作。
在校生(以下、メンバーと呼びます)は、衣装のデザイン提案から縫製までをトータルで行います。
今回の産学協同プロジェクトでは、注目のアイドルグループ「#heisha」さんに、4チームに分かれて提案させていただきます。
「#heisha」メンバー里咲りささん、NiLiさん、淀橋めいさん、TIRA(てぃら)さん、tokiさんに審査員としてお越しいただきました!プレゼンのハイライトをレポートします。
1.「新しいチェック柄の衣装」
「私たちのグループはチェック柄を使った衣装を提案します。
まず、里咲さんの衣装デザインは、黄色をベースにしています。胸元を目立たせたいというご要望を受けてチューブトップにし、ボトムはレッグウォーマーで動きを出しています。
NiLiさんは、シャツにベストを着せた、制服風のスタイリングです。
tokiさんの衣装は緑色で、白いシャツに緑色のジャケットを合わせ、スカートは紫のチェック柄です。
また、アイドルらしさを出すため、ベレー帽を合わせました。メンバーの個別のご要望に応えつつ、全体ではチェック柄を使用し統一感を出しました」
また、TIRAさんの衣装はピンク、めいさんの衣装はブルーでまとめました。
tokiさん「デザイン、可愛いです。足を広げても大丈夫ですか?」
メンバー「大丈夫です。プリーツなので、自然に広がりが出ます」
里咲さん「違うデザインなのに、同じグループと分かるのがすごいですね!」と好評でした。
「グループとして見たときも、まとまりある印象に仕上がると思います」と、クラスを指導するスタイリスト・伊達めぐみ講師。
2.「Girlish+Mode」
「私たちのテーマは、『Girlish+Mode』です。白黒のモノトーンカラーをメインにし、それぞれのメンバーカラーを入れました。また、一人ひとりに合ったガーリー度に設定していて、左右のバランスが違う“アシンメトリー”なのもポイントです。めいさんには襟付きのシャツに、リボンネクタイをつけています。細部にフリルをあしらい、可愛さを出しました。里咲さんのトップスは、鎖骨まであいたパワーショルダーで、下はロングタイトスカートです」
「ご相談なんですけれど、私は腕を出している分には細く見えるんですが、脚が細くなくて……素人なので悩むところです」と、めいさん。
メンバー「お洋服のシルエットは、バランスを見て決めることもできます。丈も、この長さで決定ということではなくあくまでもご提案です。ここから、長くしたり、短くしたりすることは可能です」と、落ち着いて説明します。
3.「Denim」
テーマは、デニムです。
なぜデニムしたかというと、一般的にデニムは重く、アイドル衣装に使われることは少ない素材です。また、#heishaさんは、『どこかの大統領に会うこと』を夢とされているので、清潔感のある白シャツを使いました。デニムの『オンス』(※重さを表す単位)は軽いものを選ぶことで、踊りにくくないようにします」
NiLiさんの衣装は、パンツの後ろにリボンをつけて動きが出るように工夫。
ティアードスカートが好きなTIRAさんには、ワンピでボリュームを出したデザインを提案。
「Tokiさんのトップスはパーカー風で、汗をかいても乾きやすい速乾素材を使っています。
めいさんは、丸襟とパフスリーブで可愛らしさを表現しています。シャツとデニムの切り替えトップスに、リボンをあしらい、動きを出すようにしました」
めいさん「難しいことにチャレンジしてくれていますね。シャツも好きなんですが、自分の肩幅が広くて気にしています……。強調されませんか?」と懸念を示すと「例えば、袖をオーガンジーなどにして、腕を透けさせるなどアレンジはできると思います」と、衣装制作経験が豊富なOG・伊達講師がフォローする場面も。
4.「KEEP OUT」
前回の打ち合わせの際、里咲さんが「既存のアイドル衣装のイメージとは、全く違う提案をしてもいい」とおっしゃっていたことから、タクティカル(※戦術的・戦闘服的な)ファッションをベースに提案したチーム4。ファッション甲子園2022最終審査会に進出した、デザイナー坂井さんが率います。
メンバー「テーマは『キープアウト』です。カラーは全員ブラックです。パフスリーブ、リボン、オーガンジーなどデティールで可愛らしさを表現します」
黄色の「KEEP OUT」テープを、胸元にぐるぐると巻いり、ベルトとして活用するのが特徴。NiLiさんのパンツの膝には紐が付けられていて、キュッとしぼることが可能です。めいさんのスカートには、縦に「KEEP OUT」テープをあしらいIラインを強調します。
ヒラヒラとしたデティールを好むTIRAさんには、スカートの裾と、手首にアクセサリーとしてリボンをあしらいました。首のつまりが苦手なtokiさんには丸首を提案し、袖も右がロングスリーブ、左はショートスリーブという大胆なデザインに仕上げました。
NiLiさん「こちらの素材は、何ですか?」
メンバー「コットンとポリエステルが混ざったような生地です。さまざまな動きに対応できると思います」
「私だけ露出が少ないのですが、重くなりすぎませんか?パンツでも肌見せがあったほうが、“ドン”とボリュームある感じに見えないのではないかと思います」とNiLiさん。
めいさん「プリーツスカートも可愛いと思うのですが、個人的な趣味としてはもう少しアイドルに寄せていただいたほうが好きです」と、率直に意見を伝えました。
こうして、すべてのプレゼンテーションを終えて……
里咲さん「メンバーそれぞれの体形や要望を考えてくださったのが、どのチームからも伝わってきました。ちょっとずつデザインを変えながら、同じチームに見せるのは難しかったと思いますが、どれも可愛かったです!」
TIRAさん「本当にどれも素敵です」と、ポジティブな評価をしてくださいました。
プレゼンテーションを終えて……
チーム3・十場さん「デニム好きなメンバーが多かったので、素材はすぐに決まりました。デニムを使って#heishaさんの魅力を表現するにはどうすればいいかを考えたときに、特に里咲さんの『胸元にポイントを置きたい』という要望に応えるのが難しかったです。大変さもありますが、アイドルが着用する衣装を制作できるので、やり甲斐があります」と、話します。
在学中からクライアントワークを任され、実践を通して成長できるのもバンタンデザイン研究所高等部の魅力です。
完成した衣装は、2022年11月26日(土)&27日(日)実施の文化祭「HIGH FES 2022」にてお披露目されます!ご期待ください。
<#heisha>
https://flowentertainment.tokyo/heisha
2022年8月6日結成。それぞれ「アイドルをやらなきゃいけない理由」だけを持ち寄って集まった、バラバラな個性とキャラクターの5人組。夢はどこかの国の大統領に会うこと!
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