2024年2月「卒展」に出展!美容師専攻3年生が卒業制作のシューティングを実施。一人いちカラーを設定し、ヘア・メイク・衣装・撮影をトータルでディレクション!【バンタンデザイン研究所 高等部】
美容師専攻3年生が卒業制作のシューティング
ヘア・メイク・衣装・撮影をトータルでディレクション!!
バンタンデザイン研究所高等部では、在学中からプロフェッショナルとして広告や雑誌撮影に準じた撮影実習を行います!
23年9月上旬、高等部 美容師専攻3年生がのぞむのは、2024年2月に東京ビッグサイトで実施予定「卒業制作展」に向けたスチール作品のシューティング。
通称・「卒展」では、在校生が、業界をリードする企業様やプロフェッショナルに、自身の作品を展示やショー形式で発表します。
いわば、これまでの学びの集大成的イベント!
「2024年の実施なのに、かなり前々から準備するんだな!」と思われるかもしれません。
それもそのはず。
美容師専攻メンバーは、2024年度春季に実施される美容師国家試験のため、前倒しで展示作品を仕上げているんですよ。
今回は、若き感性、才能、そして3年間で習得した技術が発揮された作品をピックアップ!
<1,入戸野さん「紫陽花」color: navy blue>
入戸野さんのメイクは、ピンクで目をオーバーに囲みながらも、上まぶたと下まぶたにブルーのアイシャドウ×ラメを配したのがポイント。
メンバーは、一人一色テーマカラーを設けて、モデルさんのアサインから、ヘア&メイク、衣装、撮影のディレクションまでトータルで手掛けます!
ヘアのポイントは?「アジサイが好きなので、アジサイの造花をあしらっています。土台はシンプルな編み込みで、左右対称にこだわっています!」
また、クラス全員「花かパールを使うこと」という共通ルールを設けて、作品同士をリンクさせているそう!
――― バンタンデザイン研究所高等部の3年間を振り返ってみて、どうだった?
入戸野さん「私は、家が遠いので、通学するのに片道約1時間20分くらいかかるんです。3年間通うのは大変でしたが、ずっと楽しくて。友だちに、恵まれたと思います!」
<2、新井さん「free girl」color: pink>
「イメージしたのは、自由な女の子。少し生意気そうな雰囲気も表現したいです」と、新井さん。
アイメイクは囲み目&つり目に仕上げて、挑発的な雰囲気に。金髪のツインテールと目の覚めるようなパッションピンクの衣装が、何ものにもとらわれないプレイフルな印象を与えます。
「最後の作品なので、つくりたい世界を思い切り自由に表現しようと思いました!」
シャッターが切られるたびに「いいね!」と、監修のメイク・TOKIKO講師、ヘア・ハヤシルイ講師からも好評でした。最後に、バンタンデザイン研究所高等部で好きだったところを聞くと……「他のスクールと比べて、撮影する機会が豊富なところ!ターム(学期)ごとにシューティングがあるところが、とても好き!」
<3、牧野さん「golden flower」color: orange>
「これまでで、いちばん上手くできました!」と笑顔を見せる牧野さん。
「テーマはヒマワリです。いろいろな資料をリサーチして、メイクを花に例えようと思いました。ヘアは編み込みで可愛らしいイメージに、アイメイクでは、ラメをふんだんに使って夏の元気さ・活発さを表現しています」と意図を教えてくれました。
「バンタンデザイン研究所高等部は、めっちゃ楽しかったです。1年も2年も忙しかったし、3年は卒展も国家試験もあるからさらに忙しい。でも、撮影ができるのが楽しいし、作品も自由に作れるのが魅力です」とシューティングを満喫している様子。
また、個人作品の3体を集合させてチームとしてのカットも撮影していきます。
<4、今村さん「strong woman」color: black>
撮影する際に、とにかくヘアの流れにこだわっていた今村さん。
「テーマは強い女性です!強さを表現するためにメイクにも強弱をつけたいと思い、アイシャドウに深い黒を使いました。でも最初は、パンダっぽくなってしまって……TOKIKO講師が陰影のつけ方、立体的に仕上げるコツを教えてくれました」
TOKIKO講師「ブラックアイシャドウを成功させるコツは、思い切り塗りこむこと!卒業学年とはいえ、まだまだヘア&メイクさんとしての経験値が限られている中でのチャレンジです。メンバーには、『メイクは、失敗しても消せばいい』と伝えています」とフィードバック。
撮影では、風を送る「ブロワー」を駆使し、全力サポートしてくれたハヤシルイ講師。モデルさんの両方から風を当てて、熱心に理想の毛流れを作ります。撮影されたカットを見て、「この、風がふわ~っと入っていると格好よく見えるね!」とTOKIKO講師。
左向きなのか?
右向きなのか?
表情は、クール?それともアンニュイ?
さまざまなバリエーションで、ベストを探っていくのがシューティングの楽しさ!
今村さんは、カメラマンさんがシャッターを切る合間に、髪の流れなど細かなお直しに入りつつ、モニターをチェックして忙しなく動いていました。
「終わってみるとあっという間。時間が経つのが早いです。でもやりたいことは表現できました!」と満足そうでした。
<5、菊地さん「pile up」color : purple>
「卒業前の最後の撮影だと思うと寂しいですね。ヘア&メイクの授業もっと受けたかった!」と、話しつつ、メイクの仕上げを行う菊地さん。
ヘアはヨシンモリ、グロスを使って涙を流しているような表現にチャレンジ。グロスを頬に塗るので、固定できない難しさはありつつも「良い感じに撮れたと思います」と手応えを感じていました。
そして、colorにgreenを選んだ葛西さんは、ヘアにフェイクの葉っぱを無数に使って、立体的に。
「モデルさんが美しいから、葉っぱを飾ってもキレイにまとまっています。1年、2年と撮影を重ねてきたので落ち着いて撮影にのぞめるようになったと思います」と感慨深そう。
メンバー全員が「もっと撮影したかった!」「時が経つのが早い」「自由に作品をつくれるのが好き」とポジティブなリフレクション(振り返り)をしていました。
自分の好きな世界観に基づいて、思い切りクリエイションできるのもバンタンデザイン研究所高等部ならでは。
在学中に身に付けた技術力&実行力で、国家試験も頑張ってくださいね!
スタッフ一同、応援しています!!