[高等部]授業風景レポート『特殊メイクアップアーティスト 松岡 象一郎講師 講演会』【バンタンデザイン研究所 高校 blog(ブログ)】

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2014.05.20東京

「僕は、特殊メイクを仕事にしています。怪物を作ったり、若い人をおばあさんにしたり、髪の毛がある人を坊主にしたり……単に、顔を作る仕事と思われがちですが、体以外の造形物、特殊な衣装を作ることもあります」

と、熱く語るのはGM Atelier代表の松岡 象一郎講師。

 

 

 

日本が世界に誇る特殊メイク業界のトップクリエイターです!

 

「特殊メイクに興味を持ったのは、中学生の時です。当時は、特殊メイクを教えている専門学校はありませんでした。なので、映画を見て、本屋さんに行って、洋書でメイキングを調べて、和訳して……独学で勉強していたんです。情報を得るのに、とても苦労していましたね」

その後、特殊メイク事務所に入りアシスタントを経験。

「すごく大変だったけれど、独学で勉強するより近道でした」と、振り返ります。

 

これまでに手がけた作品は、俳優の松田翔太さんが出演する化粧品メーカーのCM、きゃりーぱみゅぱみゅさん「ファッションモンスター」PV、福岡ソフトバンクホークスCM、雑誌NYLON、などバリエーション豊か!

 

 

また、アーティストFEMMの特殊衣装など、メイクの技術を活かした表現は多岐にわたります。

 

「人間の顔を写しとったマスクのことをライフマスクと呼びます。まつ毛も、ヒゲも、1本1本、毛を植えて短く切って作っています」

 

とても細かな作業に、高等部生たちもビックリ!

 

さらに、スペシャル企画として……映画『ヘルタースケルター』で、実際に行われた内出血メイクのデモンストレーションを披露!!

「撮影のたびに、アザの位置が変わっているとおかしいですよね?でも、フリーハンドで描くと、どうしても位置が変わってしまう恐れがあります。なので、タトゥーシールを活用することになりました」

さっそく、学生の肌に、アザを作っていただきます!!

 

1)ハサミで、タトゥーシールを切ります

 

2)人肌でシールを軽く温めます

3)シールを肌の上にのせ、水をつけます

 

4)台紙からはがします。ただ貼っただけでは、表面がツルツルしていて不自然なので、エタノールをつけてなじませます

 

5)医療用接着剤を使い、表面をマットにします

6)ドライヤーで乾かします

7)最後にブラシで粉をのせます

 

 

アザをつけてもらった学生は……

「沢尻さんと同じだ♪♪」

と、大満足。

内出血ができて、こんなに嬉しいことってないですよね……(笑)!?

 

 

 

最後は、学生たちからの質問タイムです☆

学生
「デモンストレーションで医療用接着剤を使われていましたが、つけまノリでも代用できますか」

松岡講師
「遠からず、近からず、ですね。内容次第では可能です。」

学生
「学生時代にやっておくべきことはありますか?」

松岡講師
「映画好きな人が多い業界なので、作品をたくさん観ておくといいと思います。『あの映画のこういうシーンが好きなんだよね』というイメージも共有できますよ。個人的には、1985年の映画『アマデウス』が好きです」

 

学生
「業界を目指す人にアドバイスをお願いします!」

 

松岡講師
「ハキハキと元気に挨拶することが大事です。どの業界でも、やる気がある人が欲しいんです。あとは、人とつながっていること。今は同級生でも、いずれはライバルになります。でも、ライバルがいたほうが情報交換もできるんです。皆さんのように、十代から専門的なことを学べる環境はとても羨ましいです。ぜひ頑張ってくださいね!」

松岡講師、貴重な機会を誠にありがとうございました!

一流の技術を目の当たりにし、メイクの可能性について発見することができました!!

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