バンタンデザイン研究所高等部大阪校にも、この春たくさんの新入生が入学してきました。
今回は、そんな生徒たちの夢の第一歩として行われた導入授業「セッションワーク撮影実習」の様子をレポートします。
「セッションワーク」はプロの現場と同様に、チームで作品を創り上げていくバンタンデザイン研究所ならではの実践に基づいた学びのスタイルです。
ファッション科とヘアメイク科の生徒がチームを組み、ひとつの作品を創り上げていきます。
今回のテーマは「私が思うバンタン生」
どんなメイク?
どんなスタイル?
どうやって作っていく?
自分たちでアイデアを出し合って、全て自分たちで考えて準備を進めます。
撮影当日の楽屋は、ワクワクとドキドキと緊張が混じり合った空間。
そこには、モデルを前に試行錯誤する生徒たちの姿がありました。
「イメージはあるけど、人の顔にメイクするのは難しい!」
「実際にモデルに着せてみると、思っていたのと違う!」
という声もあちこちから聞こえますが、みんなの瞳はキラキラと輝いています。
時には、予想外のものが必要になり困るシーンも。
それでも、チームの枠を超えて助け合っている姿が印象的でした。
そして、さりげなくフォローしている講師陣の姿もありました。
イメージに近づけていくためのプロの方法論を、実践の中で学べるのもバンタンの授業ならではですね。
撮影時間が迫ってくると、雰囲気はますますヒートアップしていきます。
もちろん、熱気の中でも感染予防は徹底され、特にメイクの際には、フェイスシールドの使用を忘れないように声かけが行われていました。
準備が終われば、チームごとに実際の撮影がスタート。
モデルがカメラマンのシャッターに合わせてポースを変えるたびに、歓声が上がります。
しかし、撮影ではスタイリングやヘアメイクが、より美しく見えるように気を配らなくてはいけません。
撮影現場での振る舞いについても知らないことばかりの生徒たちですが、アドバイスの言葉一つひとつに緊張しながらも一生懸命応えていました。
撮影された作品は、どれも思いが詰まった素敵なものばかり。
「楽しかった!」
「カッコ良くできて、すごく嬉しい!」
「絶対プロになりたいと思いました!」
という喜びの声とともに
「技術はもちろん、道具の選び方も知らないことばかりだった」
「実際に目で見るのと、撮影されたものでは違うように見えることがわかった」
「モデルさんやカメラマンさんに、もっと意見が言えるようになりたい」
など、今回の経験を通して、すでにたくさんのことを学んだ生徒たちもいましたよ。
あらためて、自分が選んだ道の楽しさとやりがいを確認できる、貴重な1日になりました。
セッションワーク後も、何度も自分たちの作品を見返していた生徒の皆さん。
皆さんの夢はまだ始まったばかり。夢を実現できる3年間になるよう、頑張っていきましょう!