バンタンデザイン研究所では在学中から実践的なスキルを習得することができます!
今回密着するのは、「クライアントワーク」という授業で実施された「和装」ヘア&メイク授業。

ヘアメイクアップアーティスト・有川講師
「ゴールは在学中から、すぐにお仕事に行けるようなスキル&ホスピタリティを習得すること。
全国の理美容在学生のアンケートで、25年連続で学びたいジャンル1位にランクインしているものがあります。
それは……和装です。
『クライアントワーク』授業では、学んだ技術をお金に換えることができる技術習得を目指します。
授業を経験したら、すぐに『前撮り』や『成人式』といった現場に行けるレベルを目指しています」
と話します。

撮影では、2人1組になり、
「和装ゆるふわstyle」&「和装ポニーテールstyle」の2スタイルをモデルさんに施術します。
ヘアメイクの役割は、styleごとに交代するので
ヘアアレンジ、メイクアップのどちらも満遍なく経験することができます!

4Fメイクルームでのヘア&メイク仕込み、8Fスタジオでの撮影の様子をレポート!
1 坂本さん&石井さん

メイク・石井さんがこだわったのはマット肌とオレンジベースのアイシャドウ。
「ライトが強いので、アイシャドウの色が飛ばないように濃く仕上げたつもりです。
でも、いざカメラ前に立つとメイクの色が飛んでしまいました(汗)」

ヘア・坂本さんは、ローシニヨン(お団子)スタイルを担当。
「和装だとアホ毛がすごく目立つので、毛の処理に気を遣いました。
また、他のスタイルに比べると、着物の存在感が強いので
ヘア、メイクのバランスを取るのが難しいなと思います。
ヘアの飾り付けも、バランスが大切です!」
また和装を学ぶメリットについて
「他のヘアメイクスクールだと、ここまで本格的に学べないと思います!
冠婚葬祭などのシーンで、お仕事として技術を提供できると思います」とコメント。

続いては……
2 奥田さん&柿境さん
モデルさんは、ピンク色の着物を着用!

シューティングが始まると、モデルさんが顔まわりに手を添えたり、
顔を斜めに傾けたりと次々にポージングをとってくれます。

背景も、バック紙や造花と変えていき、バリエーションを出します!
モニターを真剣な表情でチェックするのは、ヘア担当・奥田さん、メイク担当・柿境さん。
メイク・柿境さん
「ピンクのお着物なので、全体的に可愛い感じでまとめたいと思いました。
着物が華やかなので、普段のメイクよりはアイシャドウもチークも濃く入れています。
お着物のときは、基本はマット肌に仕上げるというのも勉強になりました!」

ヘア・奥田さん
「頭の形がキレイに見えるように形をつくることを意識しました!
シルエットを作るときに髪の毛束を『引き出して』いくのですが、それが難しかったです。
また和装はアホ毛がとても目立つので、
重めのワックス、固形ワックス、スプレーもしてしっかり固めています」
と教えてくれました。
前髪はシースルーバング、顔まわりの後れ毛はゆるめにカーブさせることで、トレンド感ある仕上がりに。
3 飯島さん&山本さん
飯島さん&山本さんによる「ゆるふわstyle」!

メイク担当・飯島さん
「振袖の色に合わせて、赤色のアイシャドウパレットを使って仕上げました。
赤リップは、唇の輪郭をとるのが難しかったです。
でも、赤いリップが綺麗に仕上がると、メイク全体の完成度がグッと上がります!」

ヘア担当・山本さん
「ルーズなヘアスタイルで、タイトにならないように毛の密度、束感にこだわりました。
普段はどちらかというとメイクの方が好きですが、
授業でメイクもヘアも細かくポイントを教えていただいたので良かったです!」


4 村上さん&穂苅さん
「和装スタイル、大好きです。日本の文化が感じられるから!」
と、ひときわ意欲的だった村上さん。なんと!



村上さんは現在、美容院のアルバイトで成人式のヘア&メイクを担当しているのだそう!

村上さん(写真右)
「去年、美容室に来てくださったお姉さんからのご紹介で、
妹さんも成人式のヘアメイクに来てくださって嬉しかったです。
美容院では『シニヨン』をお願いされることは少ないので、アレンジできて楽しかったです。
撮影中はずっとウキウキしていました!」と笑顔を見せます。

また、もうひとつテンションがアップする理由が!
「成人式前撮りのヘア&メイク現場では、紺、ブラック、グリーンなど
落ち着いたお色を選ぶ人が多い印象です。
個人的には華やかな色のお着物が好きなので、赤やピンクの振袖を見ているだけでもワクワクします!」

では、メイクのポイントは?
穂苅さん
「オレンジ系とブラウンを使いました。
他のメンバーも話していたけれど、カメラの前に立つと予想以上に色が飛んでしまうので、
濃さの調整が難しいです」
村上さん
「お仕事現場でも『できるだけナチュラルに仕上げてください』というオーダーが多いです。
『撮影すると、色が飛んでしまうかもしれません』とお伝えしても、
お客さまから『それでもいいです』と言われるので、
今後はもっとわかりやすく説明してあげられたらなと思います!」と抱負を語ってくれました。

5 現役プロフェッショナル講師からのフィードバック
ヘア&メイクアップアーティスト・寺地講師
「『クライアントワーク』授業では、実際に仕事に応用できる技術を養うことを目的としています。
今回の撮影では、メンバーが『終わりました』と講師チェックを受けた後も、微調整を許しています。
ですが、実際の現場では『終わりました』と言った後にメイクを足すことはありません。
プロは時間が経って落ちてしまうことも考えて、1.3倍の濃さであげることもあります。
そうした感覚を養ってもらえたら、プロとしての第一歩になると思います!」
とエールを送りました。

在学中から、現場で使える実践的スキルを習得できるのが、バンタンデザイン研究所高等部の強みです!!