2021年11月20日&21日にかけて行われた、バンタンデザイン研究所高等部文化祭「HIGH FES 2021」をレポートします。
イベントは2校舎を使って、行われました!
魅力的な全9コンテンツをダイジェストレポートします!
<デザイナーズメゾン校舎>
■文化祭実行委員会による特別企画 コンセプトカフェ
まずは、実行委員による「不良・ヤンキーカフェ 蛮單(バンタン)学園」へ。
実行委員とじゃんけん、あっち向いてホイ、腕相撲などのゲームを楽しめるコンセプトカフェ。勝つとラムネやチェキ撮影ができます。
3年連続で実行委員を務めたレコールバンタン高等部・川田さんは「実行委員は、各スクールからメンバーが集まります。
普段は交流のない専攻のメンバーと仲良くなれるのでとてもオススメです。視野も広がります」と、スケバンスタイルで優等生なコメント!
■スケーターTシャツグランプリ
スケートボード&デザイン専攻では、スケートオリジナルデザインTシャツを販売。授業では、Illustratorを使用してオリジナルロゴを制作する授業もあります。
ワンポイントや線画など、それぞれの個性が光る洗練されたデザインが印象的!
■オリジナルアイテム販売&作品展示
ファッションデザイナー・スタイリスト専攻基礎科1年生は、「ステンシル」「シルクスクリーン」を使ったオリジナルアイテムを制作&販売。
ヘッドドレス、アームウォーマー、耳付きポンチョなど数多くのアイテムを販売する山本さんは「制作するのは大変でしたが、たくさんのお客さまが手に取ってくれて興味を示してくれています」と手応えを感じている様子。
デザイン・映像専攻1年地主さんは「普段、青緒という名前で物書きをしているので、詩のカードセットを作りました。自分の作品が誰かの手に渡ることが嬉しいです!」
また、校舎入口のスペースを使って屋外でショップを運営するチームも。
ファッション専攻1年・坂井さんは「オーバーサイズデニムを、パターンから作りました。
もともとは15000円で売りたかったんですが、交渉を経て8500円で販売しました。
買ってもらえて嬉しいです」とコメント。既に売れてしまった商品のため、手元にはありませんが、膝部分を二重にした「ダブルニー」、後ろポケットにステッチをかけるなどデティールにもこだわったそう!
また、「中学のときの文化祭とは全く違うので参加していて面白いです。アイテム販売で得た収益は、自分のモノになるので、やり甲斐もあります」と話します。
<セッションタワー校舎>
■ヘアメイクサロン運営
ヘアメイク専攻1年生は、ヘアメイクサロンを運営。
渡邉さんは「いつもクラスメイトとペアでやるので気楽ですが、お客さまなので緊張します。
初対面の方の骨格や肌色を見ながらメイクするのはとても勉強になります。『可愛い』と喜んでくれると、こちらまで幸せな気持ちになります」
■お化け屋敷
「ギャー!!」と叫び声が響いていたのは、美容師・ヘアメイク専攻3年生が運営するお化け屋敷。呉さんは「屋敷の中には漢数字が置いてあるので、それを集めてきながら出口を目指します。
早い人だと、3分くらいで出てきちゃいますが、怖がりな人は止まっちゃうので時間がかかる場合も(笑)
中に大量のウィッグを積んだ演出があるんですが、その髪もアレンジしています」と、授業の必須アイテム・ウィッグを使うというアイデアも秀逸!
■シャンプー&ヘアセットサロン
美容師専攻2年生は、シャンプー&ヘアセットサロンをOPEN!
ドライヤーでブローする音が響き、本物の美容サロンのようなスタイリング剤の香り、シャンプーの心地よい香りが漂ってきます。
後藤さんは「シャンプーはヘッドマッサージもついて30分、ヘアアレンジは20分を目標に施術を行います。
いつもはウィッグで練習していますが、本物のお客さんなのでドキドキしますね。ダッカール(クリップ)を抜くときに痛くないかな?と気を遣いながら行います」と話します。
また「お客さまから『頑張ってね』とか声をかけてもらえるととてもやる気が出ます」と、テキパキと動いていましたよ。
同クラスは、他にもカジノ、ボウリング、ネイルサロンなど多店舗を展開!
■ヘアメイク縁日
ヘアメイク専攻2年生は、縁日×ヘアメイクがコンセプトのサロンを運営。
彦坂さんは、オリジナルネイルチップを制作&販売しました。
「23個販売して、残りは6個のみとなりました。
たくさんのお客様がいらっしゃって、チップは細かいので作るのは大変でしが、販売が好調なので嬉しいです」
また、縁日ブースでは15時を過ぎてから「クラブ風」に模様替え。
たくさんの風船や電飾を用意し、文化祭感満点の内装にしました。
「高校生にしかできないことを思い切りやりたいと思って空間にもこだわりました!」と北風さん。
ジャンプしながらダンスを楽しんでいて、文化祭を楽しんでいる様子が伝わってきます!
<SHOW CONTENTS!>
続いては、8Fステージで行われたショーケースをレポート!
■ダンスショーケース
ブレイキン専攻のショーケース!3年生VS 2年生が、ブレイキンバトルを繰り広げます!
3年生のダンサーはゲンキ、クウハク、B-girlカエデさん、2年生はセイヤ、トモ、シュウガさんがブレイキンを披露。
音楽にもバッチリ合わせて、軽快な動きをテンポよく繰り出していきます。
相手がやった動きに対して、さらに大きな動きで返していくのがブレイキンの醍醐味です!お客さんもステージに釘付けになっていましたよ。
■「さよならステイチューン」LIVE!
でんぱ組.inc、虹のコンキスタドールなどのアイドルが所属する音楽プロダクションDEAR STAGEに所属する新人アイドルグループ「さよならステイチューン」!
ファッションデザイナー・スタイリスト専攻2年生のメンバーが9月上旬から衣装制作に携わってきました。
ライブの合間には「今日の衣装はバンタンデザイン研究所高等部の学生さんがデザインから作ってくれました!おソロいのドリンクホルダーも作ってくれて、とっても可愛いです」と紹介する場面も。
さよステさんは、「ラブリーランデヴー」や「ラブ☆サマー ~夏の魔法~」を熱唱!
「ライブ、楽しんでいただけましたか?こんなに可愛い衣装を作ってくれた高校生のみんな、本当にありがとうー!!」とるぃるぃさんから感謝メッセージが送られました。
<BACK STAGE>
「さよならステイチューン」さんがライブを終えたバックステージで、衣装を片付ける学生の姿がありました。
衣装のコンセプトが採用された石月さんは、安どの表情を浮かべています。
「テーマは『王道アイドル×クラシック×トレンドで、370°可愛いデザイン』です。
マネージャーさんからは、取り外せるつけ襟が好評で、Tシャツなどに重ね着できる点が評価されました」とコメント。衣装制作で大変だったことを聞くと……
石月さん「遠くからだと同じ生地に見えると思うんですが、実は違うんです。同じ模様で5色展開というのはなかなかなくて。
いくつもの生地屋さんを巡って『遠くから見て同じ柄』になる、小花柄を揃えました。
また、効率よく制作するために各グループに伝達係を決めて、お互いの進捗を共有しながら進めることを学びました」と話します。
「アイドルさんの衣装を作るというのはとても責任のあるお仕事でした。
準備は大変でしたが、それでも、ライブで歌って踊る姿を見られて感動しました」と、キラキラした笑顔を見せてくれました!
こうして、メンバーは、それぞれの分野で専門技術を活かした、作品、サロンワーク、パフォーマンスを成功させることができました!
この日のために、見えない努力を重ねてきたメンバー全員に大きな拍手を送りたいと思います!!
素晴らしいクリエイションから、たくさんのパワーと可能性を感じることができました!!