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2016.01.29東京
みなさんこんにちは。
バンタンデザイン研究所 高等部では、
技術や知識の習得授業だけでなく、
社会で必要なモノ・コトを生み出すためのチカラを育成する授業
「創造性ワークショップ」を実施しています。
この「創造性ワークショップ」の授業で実施した企業とのコラボレ-ション授業
「産学協同プロジェクト」の最終プレゼンテーションの様子を紹介します。
ファッションや美容を専門的に学ぶ高校生が
15年後(31歳の頃です)の未来社会をどのように予測しているのか、
ぜひ、ご覧ください。
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ファッション科とヘアメイク科2年生が取組をさせていただいた企業は旭化成せんい株式会社です。
学生たちは未来に繋がるさまざまな情報を収集・分析して、
15年後に旭化成せんいの素材「ベンベルグ」をどのように活用して、
広めていけるかを提案します。
授業には、旭化成せんい株式会社の瀬戸様と中村様に参加していただき、
学生たちが考える15年後の「2030年、未来のベンベルグのある生活」に講評をいただきました。
まずは、1チーム目のプレゼンテーションです。
「ベンベルグがつくりだす憩いの場」
2030年の未来の学校には「学生だけでなく高齢化した教師にもストレスを解消するための保健室が必要になる」との提案です。
守るべきは「生徒」だけではなく「教師」も、という新しい視点の提案。
この教師向けの憩いスペースでの素材活用の提案です。
高校生が50才教師のストレスを考えている点が評価されました。
次のチームは
「心も髪も綺麗でいられるメンタルヘルスケア&ヘアケア」
ベンベルグの繊維にセンシング技術を活用して、感情表現のできるウィッグを提案しました。
AI(人工知能)やロボットの最大の課題は、いかに人間に近い感情表現や感情の読み取りをすること。
感情を表現する装置をウィッグという日常使えるアイテムに落とし組むアイデアが高い評価を受けました。
15年後にこんなウィッグが販売されていたら面白そう!
3チーム目は「ささえあう地域のデザイン」。
管理する側の効率優先で空間やサービスが決められていることの多い「福祉施設」。
必ずしもサービスを受ける方の「気持ち」が反映されている訳ではない点を改善。
自由に行き来できる村に福祉施設の機能を集約して、
時間や場所を自由に行き来できる施設を提案。
衣料用繊維はさらに高機能になり、
足腰の動きを補助する運動サポート機能を持つようになります。
4チーム目は「体の不自由な人が、バーチャルな世界で生きられるベッド」。
障害で動きを制限される人が、寝るだけで、バーチャルな世界に没入できるベッド。
バーチャルな世界では障害が取り除かれ、自由に動きまわれ現実のストレスから開放されます。
そしてこのベッドはベンベルグでつくられています。
旭化成せんいの瀬戸さん、中村さんから、
「凄く難しい課題に対して、真剣に向き合い、意見をまとめてきたことが素晴らしい。」
「思いやりのある企画、未来洞察ばかりだった。この延長にある未来は、待ち遠しい未来です。」
そうです、新しい企画や技術は人々を幸せに、便利にしなければ意味がありません。
ファッションや美容は人々の生活を豊かに幸せにしていく職業です。
これから社会で活躍する高等部生には、
「待ち遠しい未来」を作っていって欲しいと、切に願っています!
お忙しい時間を割いて授業にご協力いただきました
瀬戸様、中村様、ありがとうございました。
お二人のご教授を大切に、それぞれの業界を目指して行きます!
旭化成せんいのお二人に参加いただいた初回授業